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種のコスモス

草のなかで小豆が待っていた

手抜き自然農法のいじらしい小豆さんよs-DSC_11.11.50240.jpg

 黒枝豆の収穫が終わって、「ああ、やれやれ」と一息いれたところで、小豆の収穫が待っていた。昔むかし、月刊誌の編集をしていたころ、1~2カ月先の季節を取材するので季節感が狂い、気持も落ち着かなかった。いつも季節を追いかけ、追いかけられていた。畑仕事はそれとはまた違い、野菜たちが節目節目に追いかけてくる。だから多品目栽培をする百姓ははたいへんだ。
 丹波カルデンの黒豆のとなりの畝は、スィートコーンのあとに小豆を播き、それからずっと放ったらかし。草ぼうぼうの様を横目に見るだけで、いつ小豆の花が咲いたのか、いつ実がついたのかも観察していない。 s-DSC_11.11.5 0244.jpg世話の行き届いた畑(写真右下)との違いは歴然。                              手抜き自然農法の畑の収穫量は確実s-DSC_0245.jpgに減るが、それでも小豆はすくすく・・・とはいかないけれど、茎をよじらせ、太陽に向けて背を伸ばし、必死で実をつけようとする。あぁ、かわゆくも、いじらしき小豆さんかな。それにしても農薬はいっさい使っていないので虫喰いの多いこと。

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椎の実を拾う

懐かしさのあまりs-DSC_畝傍山.jpg

 初老の夫婦が大きな木の下で何かの実を拾っていた。
「椎の実ですか」声をかけると、
「ええ、フライパンで煎って食べるんです」と言って笑った。
「ぼくも子どもの頃はおやつ代わりに生でよく食べましたね」
 田舎にいても拾うことはないのに、懐かしさのあまり私も実を拾いはじめた。

写真:畝傍山をのぞむ

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色っぽく風にそよぐ花オクラ

忘れていたオクラs-DSC_hanaokura.jpg

 オクラは納豆のようにして食べるのが好きで、毎年2、3株植えてきたが、今年は畑作業に手抜きしたせいか草まみれになって、植えたことすら忘れていた。 
 丹波ツアーの相談のため、柳田農園を訪ねると、淡い黄色のオクラの花がそよそよと風に揺れている。昼前の炎天下なのに、薄い花びらが風にそよぐ様が妙に色っぽく、爽やかでもあった。

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ハバネロに思案中

s-DSC_habanero2.jpgハバネロの苗を50株
 トウガラシは大量に消費する食材ではないけれど、ぬか漬け、白菜や大根の漬物にも使うので自家用に毎年作っている。今年も2株ほど植えていたが、この夏は何かと忙しく、畑作業があまりできなかった。草まみれの自然栽培でも元気に育つトウガラシが、今年はどうやら草に負けてしまったようだ。その代り、ハバネロが大量に採れる。この春、親しくしている地元農家さんにハバネロの苗を50株ほど分けてもらい、3畝にマルチを張って植えた。(丹波春日町では昨年から、委託生産でハバネロを栽培する農家が20戸ほどある)。

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生かしきれないスィートバジル

ハーブの王様と言われるけれど                                                                                        

   s-DSC_bajiru2.jpgこの春、スィートバジルの種から苗を4~500本つくり、空楽園(わが家の畑)と丹波カルデンに植えた。ハーブはもともと野生のものだから肥料(もちろん農薬も)はいっさいやらない。それでも周囲の雑草と競争してぐんぐん育っていった。
 バジルの原産はインドで種類はいろいろある。スィートバジルは西洋料理では「ハーブの王様」と言われる。パスタや肉料理などとくにイタリアン料理で使われる。わが家もパスタ料理には重宝したけれど、近所の人に分けてあげてもそれほど喜ばれない。とくに和食中心の年配者には。これが都会なら・・・、やっぱり丹波は田舎だなんだなぁと改めて納得。

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お米の花が咲いた

s-DSC_830.jpg いま、お米の花が咲いている。小さな小さな白い花で、顔を寄せてみないと分からない。
イネの穂となる部分がパカリと割れて花が顔をだす。業界用語では、出穂(しゅっすい)と言うそうだ。花が咲く時期は、7月下旬から8月中旬の間。

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なた豆の花

  なた豆の花がs-natamamenohana.jpg咲いた。近年、丹波ではなた豆の栽培がさかんになりつつあるが、あまり気にとめていなかったので、久しぶりに見た。いかにも豆科の花らしく、純白の可憐な花だ。

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ハバロスクのキュウリ

 かぼちゃの種の半分ほど                                      s-DSC_0012.jpg

  昨年の秋、知り合い筋からロシア産キュウリの種をわけてもらった。種を国外に出すことはむずかしいと思うのだが、ハバロスクに行った人からもらったのだという。
 日本のキュウリの種と比べると倍以上、かぼちゃの種の半分ほどの大きさ。ロシア人は大きい人が多いが、植物の種も大きいのだろうか。

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「固定種」と「F1種」の違い

「今の野菜は味がしない」と嘆くのは

昭和30年代頃までは、生産・販売されていた野菜のほとんどは「固定種」だった。しかし今や、スーパーや八百屋の店頭にならぶ野菜は「F1種」(F1・交配種)に席巻されてしまっている。だから昔の野菜の味を記憶する年配の人たちは「今の野菜は味がしない」と嘆く。味に深みがないのは、「F1種」だからというだけではなく、化学肥料などを使ったりするせいもあるだろう。             では、なぜ「F1種」が市場を席巻してしまったのか? そもそも「固定種」と「F1種」の違いとは?

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いのちの種を未来に

タラコと吉永小百合

「宇宙ってタラコだよな」
小松左京が、突然言った。
「吉永小百合の卵子をどれくらい集めたらタラコ1個の卵の数になるかな・・・」
星新一が咄嗟に反応した。
「人間の女性は一生のうち400個の卵子をつくる。タラコの卵はいったいどれくらいあるのかな」
手塚治が真面目顔で答えた(らしい)。
このシュールリアリスティックな会話は、野口種苗研究所の野口勲さんが目の前で実際聞いた話だという。不謹慎にも?、タラコと吉永小百合が結びついたのは、熱烈なサユリスト(小百合ファン)たちの共同幻想かもしれない。
当時、野口さんは手塚治の「虫プロダクション」に勤めていた。この3人の奇才が寄ると、いきなりこんな会話が始まった。そして、どんな話題でも奇想天外で咄嗟の反応があることに、若い野口さんはいつも驚かされたというのである。2010年2月7日(日)、姫路文学館でおこなわれた野口さんの講演は、上記の旧い(30~40年昔の)エピソードから始まった・・・。

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